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2008年06月13日

店主 ぽっとの独り言

いつもご来店ありがとうございます。
店主のぽっとです。

毎日出来る限り、ブログを更新させたいと思いつつ努力中です。
今日は本店のお茶の提供の仕方について書いてみようと思います

皆さん台湾式工夫茶ってご存知でしょうか?

成立は比較的新しくて、1980年代の台湾生まれ。
簡単に言うと小さな急須(茶壺)でお茶を淹れ、
外部からもお湯をかけて熱を急須の中心部へ集中させて効果的に茶葉の成分を抽出します。

それを一旦、聞香杯(もんごうはい)という湯のみをミニチュア化したような
香りをテイスティングするためだけの茶器に移します。

それをさらに実際に飲むためのお猪口のように小さい茶杯(ちゃぱい)に移して
香りとお茶を同時に楽しもうと言う、洗練された(欲張りな?)
喫茶法です。

小学生の常連客(本当ですってば!)にばかうけです。
おままごとみたいなんだそうです。まあともあれ、

1人ないし2人の少人数(来店されるお客様は個人単位ですので)
で中国種の茶葉をもっとも合理的かつ、
美味しく淹れることの出来る方法ではないかと
個人的には思っております。

最近では本家中国でも台湾式が認められて普及しだしてますし、
日本国内でも日本茶カフェで台湾式に大変酷似した茶器が開発され
使われだしております。
本物は国境を越えていくもののようです。

当店では、中国茶だけでなく、抹茶以外の、日本茶、紅茶も
この台湾式工夫茶で、お出ししております。

もし初心者の方で淹れ方が分からない方が
いらっしゃればお気軽にスタッフまでお声をお掛け下さい。

夫婦2人しかいませんけど(笑)
1煎目をお入れいたしますし、優しくていねいにご説明いたします。

この方法は私の台湾茶の師匠から学んだもので、
ふつう台湾茶の先生であるのならば、台湾茶だけを勧めるのが
当たり前だと思うんですが、
お茶のジャンルにまったくこだわらずに
日本茶や紅茶を工夫茶で美味しく淹れてしまわれるんですよね

先生曰く、日本茶も紅茶(とくにダージリン)はもともと同じ中国種(カメリア・シネンシス)の葉から作られたもの、
美味しく淹れられてあたりまえでしょうとのこと。

論理に破綻なし。
英国式紅茶の信奉者の方にはお叱りを受けるかもしれませんが、
百聞は一見にしかずとか。

ぜひ一度お試しあれ。

目からウロコが落ちること請け合いですから。

店主 ぽっとの独り言


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Posted by ぽっと at 06:01│Comments(0)
 
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